クラウドファンディングとは?

最近になって日本でも認知が進んできたクラウドファンディングですが、大きくわけて3つの種類があります。

クラウドファンディング自体はアメリカでは一般的な認知度もだいぶ高まっているようですが、日本ではまだまだこれからの仕組みとなっています。

まずはクラウドファンディングとはどういったものなのか?
そしてどのような種類があるのか?

といったことをこの記事を通して理解していただければと思います。

クラウドファンディングとは?

まずはじめに、クラウドファンディングとは何か?
ということについて、カンタンにお伝えしていきます。

クラウドファンディングは「croud(群衆)」と「funding(資金調達)」の2つの言葉を合わせた造語です。
つまりストレートに訳すと「群衆からお金を集める」ことということになります。

よく雲を意味する「cloud」と混同されがちですが、クラウドファンディングのクラウドは「croud」なのでご注意を。

今まで資金調達といえば事業家やクリエイターがある目的を達成するために必要な資金を、銀行から融資を受けたり、投資家からお金を集めるというのが主流でした。

資金調達を達成するためには当然、

・その事業やプロジェクトで何を行うのか?
・何にどれだけの資金が必要なのか?
・それを行うことでどんないいことが起こるのか?

などなど、こういったことを資金提供者に訴えていかなければいけません。

つまり、あなたが何をしようとしているのかということを伝えて、相手に理解してもらえることではじめて資金調達ができるということになります。

この「あなたが何をしようとしているのかを伝える」という行為が、インターネットの発達によって、個人でも不特定多数の人に伝えるということが容易になりました。

このことにより、インターネットの仲介サイト(クラウドファンディングサイト)を通して、

「不特定多数の人から広くお金を集める」

のが、クラウドファンディングと今までの資金調達との大きな違いです。

クラウドファンディングの3つの種類

クラウドファンディングと一言でいっても、大きくわけて3つの種類にわかれます。
3つの種類とは「購入型」「寄付型」「金融型」です。

「金融型」については、さらに「融資型」「事業投資型」「株式投資型」の3つにわけられます。
つまり大小あわせると全部で5つに分類されるということになります。

一つずつ解説していきます。

購入型

「購入型」とは、資金提供者(支援者)に提供額に応じてなんらかの見返り(リターン)として、物品やサービスを渡すことをいいます。

海外では「リワード型」と呼ばれているのがこのタイプです。

日本であれば「ふるさと納税」を思い浮かべていただけると、イメージしやすいと思います。
ふるさと納税は例えば、特定の地方自治体に納税(寄付)する見返りとして、納税額に応じて地方の特産品等が送られてきます。

これと同じように、時計を作るプロジェクトがあったとします。
この時計を作るプロジェクトに賛同し、資金を提供すれば見返りとして完成品をもらえる。
といったような感じですね。

実際にクラウドファンディングで成功した、時計のプロジェクトを参考までにお伝えします。

◆クラウドファンディングサイト CAMPFIREのプロジェクトページ↓
《設定した期日までの残り時間をカウントダウン。命を感じる腕時計》

一般的に「クラウドファンディング」と呼ばれているものの多くは、この購入型を指します。

寄付型

購入型のクラウドファンディングと違い、寄付型は支援者に対して経済的な見返りのないものを指します。

つまり、通常我々が想像する寄付行為をクラウドファンディングサイトを通して行うというものです。

寄付型のクラウドファンディングサイトは、日本では「ジャパンギビング」が有名です。

アメリカの寄付型クラウドファンディングサイトの大手「gofundme(ゴーファンドミー)」と違い、ジャパンギビングでは、見返りのない純粋な寄付の他に、購入型のようにリターンつきの支援方法も設定することができます。

このことから、アメリカに比べて日本では購入型と寄付型の差はほとんどない、というのが現状です。

金融型

大きな分類でいう最後の3つ目は「金融型」です。
そしてこの「金融型」もさらに3つの種類にわけることができます。

金融〜融資型〜

金融型の1つ目は「融資」です。
これはクラウドファンディングで集めた資金を、クラウドファンディングサイトの運営会社が、起案者に対して融資という形で渡します。

そしてその返済元利益の一部を支援者に分配するという仕組みです。

この融資型のクラウドファンディング事業を行うためには、クラウドファンディングサイトの運営会社は「第2種金融商品取引業」と「貸金業」の2つの登録が必須となっています。

日本でこのタイプのクラウドファンディングサイトは「クラウドバンク」「マネオ」などのサイトがあります。

また、海外ではこの融資型のクラウドファンディングは「ソーシャルレンディング」や「レンディング型」とも呼ばれています。

金融〜事業投資型〜

金融型の2つ目は「事業投資型」です。

これはプロジェクトが成功した場合、その成果に応じて支援者に金銭的な分配(配当)を行うというタイプのものです。
このとき分配される配当金はプロジェクトへの投資額に応じたものになります。

事業が失敗してしまった場合は、残念ながら配当金は支払われません。

日本でこのタイプのクラウドファンディングサイトは「ミュージックセキュリティーズ」などがあります。

金融〜株式投資型〜

金融型最後の1つは「株式投資型」です。

仕組みはこうです。

個人が未上場企業に対して、クラウドファンディングサイトを介して出資する。
そしてその額に応じて未上場企業の株式を取得する。

このようになっています。

これはクラウドファンディングのなかでもさらに新しい方法です。

日本では2015年の5月に金融商品取引法の改正により合法化されました。

そして、AIP証券株式会社により2016年7月に日本初の「株式投資型クラウドファンディング」がスタートするようです。
◆PR TIMESプレスリリース
日本初の「株式投資型クラウドファンディング」を7月にスタート(AIP証券株式会社)

まだまだ始まったばかりの仕組みになるので、問題点や魅力もこれから、というところです。
ただ、投資家にとっても未上場企業にとっても、大きな可能性を秘めた仕組みであることは間違いありません。

クラウドファンディングの3つの種類 まとめ

いかがでしたでしょうか?

クラウドファンディングは大きく分けて3つ、「購入型」「寄付型」「金融型」にわかれます。
そして「金融型」もさらに「融資型」「事業投資型」「株式投資型」の3つにわけられます。

それぞれ特徴の違い、あつかっているクラウドファンディングサイトをキチンと理解する必要があります。

どれがいい、悪いというわけではないので、自分が取り組むプロジェクトに合う形はどれなのか?
ということを理解した上で、クラウドファンディングに挑戦してみてくださいね。